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| 2017年10月06日(金) ■ |
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| 私を抱擁するか、後ろに座らせるだけか |
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映画「ブリッジ・オブ・スパイ」 (スティーブン・スピルバーグ監督)から。 米ソ冷戦時代の実話らしいが、冒頭「これは実話に基づいて・・」 という表記はなく、最後のテロップで、これもしかしたら実話?と 考えさせる作品仕立てが、素晴らしいと思う。 さて、今回の私の注目は、両国のスパイ(パイロット)交換シーン。 お互いの祖国に戻ったら、彼らはどんな扱いを受けるだろう・・と、 誰もが興味をもち、歓迎されるか、殺されるかだな、と考えていたら、 ソ連のスパイ・アベルは、こう答えた。「私の迎え方で分かる」 トム・ハンクス演じるドノヴァンが聞き返す。「どうやって?」 アベルは静かに「私を抱擁するか、後ろに座らせるだけか」と答えた。 そして、その瞬間、アメリカ側は思いっきり「抱擁」し、 ソ連側は、大事な秘密をもったスパイが戻ってきたのに、 何もアクションせず、ただ「車の後ろの席」に座らせた。 この両国の「迎え方の違い」が特に印象的だった。 さらに「なるほど、アベルは殺されるんだな」と思っていたら、 私の意に反して、何も処分も受けず、開放されたようだ。 ソ連側は「彼はスパイじゃない」から、抱擁も殺しもしない。 そんな主張をしているようで、可笑しかった。
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