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| 2017年08月12日(土) ■ |
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| 違う、熱が足りんのよ。熱が・・ |
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映画「海賊とよばれた男」(山崎貴監督)から。 数年前に原作を読んだ時、これは映画になるなぁ、と直感し、 「上巻380頁・下巻362頁・計742頁に及ぶ文章のどの部分を採用し、 どの部分がカットされるのか、そんな視点で鑑賞した。 今回、選んだのは「ラジオの修理」を始めるシーン。 「ラジオがあれば、音楽も芝居も聴けます。 こういう時だからこそ、娯楽を求めているんじゃないでしょうか?」 このセールストークには、なるほどと思うが、それだけでは なかなか上手くいかないのが商売である。 主人公・国岡鐵造が、ラジオ修理の営業に回る部下との会話。 「なぜうまくいかんと思う?」と国岡は訊ねる。 「この激しいインフレの中、金融業界は苦しさを増しております。 恐らく、その・・」と部下の藤本が言いかけた途端、 「違う、熱が足りんのよ。熱が・・」と言い訳を一瞬にして退け、 そして「部下たちが待っとうやろ?」と、そっと付け加えた。 その迫力は、映像ならではのものだった気がする。 「大事なのは、説得力」と考えながらも、最後の一押しは、 どうしてもこれを・・、何が何でも・・という熱い想いだと。 なるほどこれは参考になるな、とメモをし、一言として残したい。
P.S.書籍と比較すると「士魂商才」は採用、 「堪忍柳画賛」(気に入らぬ 風もあろうに 柳かな)」は不採用。 実は私が一番注目していた「永遠の0」の主人公「宮部」と、 今回の主人公「国岡」が、「昭和15年の秋」に出会うシーン。 残念ながら、これもカットされていた。 (出会えば二人とも「岡田准一さん」だったのになぁ。(笑))
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