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| 2017年06月23日(金) ■ |
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| 文化を壊して、お金に変えてたの、一生懸命、国中で・・ |
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映画「野のなななのか」(大林宣彦監督)から。 「北海道芦別市を舞台に描いた人間ドラマ」らしいけれど、 芦別市の名所旧跡の案内的要素もあるからか、 2時間51分(171分)は、とにかく長い。(汗) さらに、最初から最後まで演劇の舞台のようなテンポで、 台詞が交差しあうのだから、観賞後、どっと疲れた。 しかし、メモしたくなるような台詞は多かったので、 停めては戻しメモして再生、の繰り返しだから4時間はかかった。 中でも、私が気になったのは「第14章 そして、現代。」の章。 赤毛のアンの家とか、カナディアン・ワールドと称した廃墟などを 指差しながら、芦別市の歴史を振り返るシーン。 「まちおこし・・まち壊しだったかな?」と溜息をつき、 「まちおこしってのは、日本中の流行りだったからね」と嘆き 「『炭鉱』から『観光』へ、だったわね、ここは」と思い出した。 さらに、話を続けて、こんな会話が・・。 「京都の鴨川に、パリのセーヌ川の橋を架けましょうだなんて話も」 「それは文化の破壊だね」 そして最後に、こうまとめてある。 「文化を壊して、お金に変えてたの、一生懸命、国中で・・」 いかにも、一時代前の「まちおこし」と表現していたが、 実は、現代の「地方創生」への警鐘ではないか、と感じたからだ。 日本が「観光立国」を目指しているからって、資源もないのに 「観光」を目玉にして、人口減少を解決しようとする地方に対して。 「まちおこし」って、流行りで行なうものじゃないからなぁ。
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