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| 2017年04月25日(火) ■ |
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| 自然界の神秘を語る意味深長な事実である。 |
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これから「緑」が瑞々しく、そして眩しい季節となるが、 書籍「詩集 故郷への水へのメッセージ」 (大岡信著・花神社刊・141頁)から。 「そのやうな女たちよ、どこにいるのか」の一節。 「一 緑の女 染色家たちは、 自然界いたる所にこれほど溢れている緑色が、 単一の『緑』という染料として、 けっしてそのまま取り出せないと知っている。 緑色を染料をして得るためには、 青と黄を混ぜ合わせねばならないのだ。 自然界の神秘を語る意味深長な事実である。 地球の広範に覆ふ色は緑。 その実体は、異質の色の物質の掛け合わせ。染まり合ひ。 『緑』といふ生命の色は、 はじめから純一ではない混ざりもの。だから深い。 そのやうな女たちよ、どこにいるのか。」 そう言えば、小学生の頃「柿田川の写生大会」に出かけ、 「緑」という絵の具がないことを知って驚いたことを、 僅かな記憶ながら思い出した。 不思議な色だな、周りにこんなに溢れているのに。
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