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| 2016年09月26日(月) ■ |
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| 力強く、根の張った木を風は倒せない。 |
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映画「レヴェナント 蘇えりし者」 (アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)から。 熊に襲われるシーンや、馬の内臓を全てえぐり出して、 そこに潜り込み、暖をとりながら生きながらえるシーン。 どれもが、今までにない衝撃的なシーンであった。 「実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、 荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いた」 そんな説明と、第88回「アカデミー賞」(2016年) 第73回「ゴールデングローブ賞」(2016年)受賞作品、 さらには、レオナルド・ディカプリオ主演の映画、というだけで、 期待は高まり、その期待に答えてくれた。 弱虫の私は、何度も目を背けたくなるシーンもあったが、 「復讐への執念が、人間をここまで生きようとさせるのか」という 大きなテーマを感じずにはいられなかった。 気になる一言は、息子が瀕死の父親に投げ掛ける台詞から。 「風か聞こえる?父さん。 風について母さんが言ったことを覚えてる? 力強く、根の張った木を風は倒せない。 嵐が吹きすさぶ時に、木の前に立つといい。 揺れる枝を見ると、木が倒れそうに思える。 でも、幹を見るとびくとも動かない」 目的がハッキリしていれば、どんなことが起きても動じない。 過酷な環境におかれても、それは見た目だけであり、 ヌクヌクとした環境におかれても、また然りである。 どんな環境におかれても、自分の生き方に対して、 しっかり根を張っていれば、周りの動きに左右されることはない。 そんなことを感じて、観終わった。
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