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| 2016年09月11日(日) ■ |
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| 困ったり、弱ったりしたら、野球するのよ。 |
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映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督)から。 広島カープが、25年ぶりに優勝した(2016.9.10)翌日、 野球を題材にした映画が観たくなり、この作品を選んだ。 1900年代初頭、新天地を夢見てカナダへと渡った多くの日本人が、 過酷な肉体労働や貧困、差別という厳しい現実に直面しながらも、 日本人街に誕生した、弱小野球チーム「バンクーバー朝日」の活躍を、 わが子のように可愛がり、負け続けても応援する日本人の姿が、 親会社を持たない「広島カープ」を支えてきた広島ファンとダブった。 「バンクーバー朝日」の選手の奥さんが、家の仕事もろくにせず、 野球に打ち込むご主人を眺めながら、こう呟く。 「困ったり、弱ったりしたら、野球するのよ。 な〜んにも変わるわけじゃなしに。男はバカじゃね」 と言いつつ、その表情はなぜか明るかった気がする。 「野球」というスポーツがもつ魅力を、とても上手く表現し、 さらには「な〜んにも変わるわけじゃなしに。」と言いながら、 何かを期待している様子さえ感じとることが出来た。 そして作品中盤から「変わるはずのない生活」が、 「バンクーバー朝日」の活躍によって、少しずつであるが変わる。 日本人のみならず、カナダ人の心まで、動かしていったのは、 勝利を信じて、ひたむきに野球に打ち込む真摯さ、だった。 やっぱり、私も「野球」というスポーツが大好きだ。
P.S. 25年間、負けても負けても応援し続けた、広島カープファンに対し、 「おめでとう」の言葉を贈りたい。
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