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| 2016年08月31日(水) ■ |
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| セキュリティの最大の欠陥は、人間だよ |
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映画「ピエロがお前を嘲笑う」(バラン・ボー・オダー監督)から。 ドイツ映画はあまり観る機会がなかったが、意外と面白かった。 特に物語終盤、トリックが幾重にも重なり、 なるほど・・そうか、と納得するが、またひっくり返されたり、 まさしく、手品を観ている感じさえした。 実は「ハッカー」なる人たちの行動・思考が理解できず、 少しでもヒントになれば、という軽い気持ちの鑑賞動機であったが、 「彼は侵入以外興味がなかった。彼のルールは3つ。 1つは、安全なシステムはない。その2 不可能に挑め。 その3 サイバーの世界と現実の世界を楽しめ。 つまり、楽しみを仮装世界だけに頼るな」の台詞で少し理解できた。 「安全」「侵入不可能」という単語を嘲笑うように、 「ハッカー」を楽しみながら「不可能」に挑戦しているようだ。 だから、本来の目的は「何も変えずに、システムを調べる」こと。 「素人は痕跡を残す」「土産をいただく者もいる」とプロを気取り、 巷で、ハッキングされたことが事件となるのは、素人だと言い切る。 自分たちの存在を認めて欲しくて、わざわざ「痕跡」を残す、 そんな気がしてならない。そしてこのフレーズで、ハッとさせられた。 「セキュリティの最大の欠陥は、人間だよ」 「ハッキングは、騙しソーシャルエンジアリングだ。 人は騙されやすく、争いを避けたがる。 この2つを利用して、欲しいものを手に入れる」と。 「人は見たいものを見る」、言い換えれば 「見たいものしか見ない」いや、見ようとしないからこそ、 そこに隙が生まれ、簡単なトリックにも引っかかってしまう。 「ハッキングはトリックさ。どちらも人を騙す」 冒頭に語られるこんな台詞が、思い出された。
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