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| 2016年07月09日(土) ■ |
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| 私が嫌いなのは、君たちを落ちこぼれにするシステムだ |
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映画「コーチ・カーター」(トーマス・カーター監督)から。 1つひとつのプレーを見る限り、俳優がバスケットを覚えたのではなく、 バスケットの選手が台詞を覚え俳優になった、といった方が正確だろう。 さて、気になる一言は、高校のバスケットチームコーチを引き受けた、 主人公・ケン・カーターの行動の支えとなっている考え方だ。 勉強もろくにせず、かといってプロの選手になるほど上手くない、 大学進学率より、刑務所へ送られる率の方が高い中途半端な高校生たち。 その現状と課題に目を向け、チームメンバーの将来を考えての発言、 「私が嫌いなのは、君たちを落ちこぼれにするシステムだ」 つい目先の成果に気をとられがちだが、それでは問題解決にならない。 このシステムを変えようと、選手たちに勉強することを強要し、 学業成績を伸ばすことで、大学へ進学させるシステムの確立に 孤軍奮闘する展開に、胸が熱くなり拍手を送った。 そして、とうとう既存の考え方を変えることに成功するが、 私は、彼の行動に反対した人たち、足を引っぱろうとした人たちの その後の反応が気になって仕方がなかった。 大所高所から、物事を考える視点、参考になったなぁ。
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