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| 2016年07月04日(月) ■ |
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| ちゃんと食べるには、ちゃんと作る |
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映画「はなちゃんのみそ汁」(阿久根知昭監督)から。 乳がんの再発で33歳の若さで他界した、 広末涼子さん演じる母親・千恵さんが、 「娘が一人でも、強く逞しく生きていけるように、 一人できちんと生きていけるように、 その手助けだけは、してあげたい」という願いで始めた、 料理や家事の大切さを伝授する。 当時4歳の娘「はなちゃん」は、それをちゃんと理解して、 父親と2人になってしまっても、みそ汁を作り続ける姿は、 実在する話として、道徳の教科書にも取り上げられている。 4歳の子に、これからの生き方をどうやって教えるのだろう、 そんな不安を持ちながら観ていたが、母親が娘に教えたことは、 鰹節を削ったり、味噌の作り方だけではなく、 食・生き方に対する基本的な考え方を、徹底的に教え込んだ。 その根底に流れている考え方が 「ちゃんと食べるには、ちゃんと作る。 食べることも、作ることも、いい加減にせん」だった。 「しっかり食べなさい」とともに「しっかり作りなさい」と 教えた母親は、なかなかいないからこそ、私たちの心を打った。 体にいい食材を自分の目で選んで、料理を作る。 それこそが、本当の意味の「食育」なんだろうなぁ。
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