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| 2016年06月21日(火) ■ |
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| 増えすぎてしまったら、群れごと焼き払うしかないんです |
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映画「グラスホッパー」(瀧本智行監督)から。 大好きな作家「伊坂幸太郎さん作品」の映画化とあって、 とても楽しみに鑑賞し、期待を裏切ることなく観終わった。 もちろん原作を読んでいるが、書籍でメモした台詞と、 映画でメモした台詞の違いもまた、私の楽しみとなっている。 今回は「ジャック・クリスビー」の台詞を取り上げたかったが、 やはり「クラスホッパー」(バッタ)について、の描写。 「殿様バッタは何色か、御存じですか?」「緑じゃないですか」 「普通はそうなんですが、密集したところで育つと 『群集相』と呼ばれる変種になります。色が黒くなり、 羽根が伸び、凶暴になるんです。足りなくなった餌を得るために。 人間も同じです。過剰なまで情報が密集する今の世の中では、 人間も欲望を満たすために変種になる。 群集相のバッタのように、凶暴になるんです」 今の殺伐とした世の中を、この例えでスパッと表現するところが、 やはり唸るポイントだった。 しかし、後半にその解決策が、作品の核になってくる。 「群集相のバッタの話ですが・・」と切り出して 「増えすぎてしまったら、群れごと焼き払うしかないんです」 う〜ん、さすが、としか表現できないなぁ。
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