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| 2016年06月05日(日) ■ |
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| ルールを破った時、見えなかったものが見えてくる |
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映画「キッチン・ストーリー」(ベント・ハーメル監督)から。 「ノルウェー・スウェーデン合作」と耳にして、 以前から、気になっていた作品であったし、 さらに、先日読んだ書籍「住み心地はどうですか?」で、 この作品が紹介されていたので、ますます興味が広がった。 製品開発など多くの面で「行動心理学」が大きな役割を果たし、 そのデータ集積のため、台所に椅子を置き、黙々と記録を採る。 「独身男性の台所での行動パターン調査」中は、 対象者とは、会話をはじめ、コミュニケーション禁止がルール。 しかし、そこは人間同士のこと。 そんな空間を窮屈に感じた対象者が、調査者に話しかける。 「話をしなきゃ、互いに理解できないだろ」「わかってる」 そして「コーヒーでも飲め」と続く。 本当にゆっくりゆっくり、仲良くなっていく様子が表現され、 予告編で見つけたフレーズが頭に浮かんだ。 「ルールを破った時、見えなかったものが見えてくる」 逆にルールどおりに調査をしていたら、このふたりの関係は、 理解し合うことも出来なかったに違いない。 そういえば「ルールは、破るためにある」と豪語し、 楽しそうな人生を送っている高齢者を、私は知っている。 「人に迷惑をかけない」ならば、ルールは面倒くさいし・・。 ルールなんてクソ食らえだな、最近の私。(笑)
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