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| 2016年05月03日(火) ■ |
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| 深い執着は嫉妬を生み、欲望の影が忍び寄る |
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映画「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」 (ジョージ・ルーカス監督)から。 力をつけた若者と、それを見守ってきた指導者の会話が面白い。 「僕は以前より2倍の力をつけた」と自慢げに言う若者に 「その分、挫折も大きくなる」と、さらっと言い返した。 「(これから)僕はどうすれば?」と、迷っている若者に、 「自らの心を鍛えて、失うことへの恐れを捨てるのだ」と助言。 「力を得たものは、それを失うことを恐れる。ジェダイさえもだ。 シスとジェダイは、あらゆる点で、ほとんど変わりはない。 強い力に惹かれる点でもな」と、警鐘を鳴らしながら。 師匠より弟子の方が力を付けた時、ふたりの関係が試される。 いつまでも、自分を育ててくれた師匠に敬意を評すのか、 師匠の座を狙って、自分がその座に座ろうとするのか、 いつの世も、同じようなことが繰り返されている。(汗) 「深い執着は嫉妬を生み、欲望の影が忍び寄る」も、 普通の人間が、暗黒面(ダークサイト)に落ちていく過程を、 短いフレーズで、上手く表現しているな、と思う。 自分より技量の低い人たちが、トップの座にいる時、 自分の人間性を省みず「嫉妬」という感情が支配し、 あいつを引きずりおろそう、という心の動きが生まれる。 物語の舞台は、壮大な銀河系という宇宙であるが、 根底に流れるのは「自分の中の葛藤」なのかもしれないなぁ。
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