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しもさんの「気になる一言」
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2016年04月20日(水)
愛してるなら、どうにかして

映画「30日の不倫」(シルヴィオ・ソルディーニ監督)から。
驚いたというか、時間の無駄だった、と言うべきか、
残るものが何もなかった。
「『不倫』をテーマに描いた大人のための官能ドラマ」
確かに作品紹介のとおりだけれど、そこに何か、
監督なり制作者なりの意図するところがあるはずだが、
残念なことに、私にはわからなかった。
私たち一般人の「不倫」を覗き見した感じがしたのは、
あまりに平凡で、そしていてリアル感があったこと。
さらに、終盤には、この普通の「不倫」がどうにかなるのか、
そんな期待で、最後まで観てしまった、というのが本音。
わからないのは、貧乏なのに「不倫」に走ってしまう既婚者の男と
そんな彼に何かを求めてわざわざ「不倫」を仕掛ける女、
単なる「スリル」や「マンネリ」からの脱出であったとすれば、
それは、わざわざ映画にすることではなく、三面記事で充分なはず。
美男美女の俳優が演じる「不倫」でないからこそ、
あまりに普通過ぎる、行動の変化、心の変化が痛々しい。
奥さんと別れて、私を選んで・・そんな女心なのか、
「愛してるなら、どうにかして」を一言としておきたい。
う〜ん、冒頭の疑問は晴れないままだ。