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2016年03月19日(土)
「映画館」に「映画美術館」

静岡市立美術館で開催されている「スター・ウォーズ展」
(未来へつづく 創造のビジョン)へ、ぎりぎりになって足を運んだ。
「スター・ウォーズ」という映画から派生し、その作品にヒントを得て、
アーティストたちが想像力を膨らませて、どんな芸術作品に仕上げるのか、
また、実際に映画に使われたコスチュームや小道具たちが、
鑑賞に値する芸術品として、どのように展示されているのか、
私の興味は尽きなかった。
当然の結果、いつもより鑑賞時間が長くなってしまった。(汗)
こうした撮影現場の様子が伝わってくる小道具は、何気なく見過ごしているが、
実は、一つひとつが丁寧に作られていることに気付くだけでも、
また違った意味で、映画の見方がひとつ増えること、間違いない。
きっと、美術や歴史と肩を並べて、映画という分野の「学芸員」が誕生する、
そんな予感さえする、企画展だった。
映画館に付帯する「上映映画のグッズ販売所」ではなく、
「映画」という「文化」に使われている「芸術品」を展示する美術館、
それが「映画館」内にあれば、時間調整にはもってこいだな、と思う。
「東京ドーム」に「野球博物館」があるように、
「映画館」に「映画美術館」があれば、もっと楽しめるのになぁ。
「東京国立近代美術館・フィルムセンター」とは違う視点で・・。