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| 2016年03月16日(水) ■ |
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| 花の香りがわからなければ、入ってはいけない。 |
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映画「ダイアナ」(オリバー・ヒルシュビーゲル監督)から。 今までにも多くの人がさまざまな角度から、 ダイアナ元英皇太子妃を描き、作品にしているが、 意外と「愛」の部分は少ない気がしていたので、 今回の作品は、また違った「ダイアナ」を知った。 選んだのは、心臓外科医ハスナット・カーンの台詞。 「愛は、庭園だ。」と言い切り、その後こう続けた。 「花の香りがわからなければ、入ってはいけない」 13世紀のペルシャの詩人・ルーミーの言葉らしい。 またラストでもこの「ルーミーの詩」が登場し、 「善悪を越えた世界に庭園がある。そこで会おう」と 花束に添えられたメッセージが、印象的だ。 どんなに素晴らしく手入れされた庭園でも、 その香りを楽しむことが出来ければ、意味がない。 いや(愛の)香りを理解しない人が足を踏み入れると、 大変なことになってしまう、そんな例えなのかもしれない。 そしてまた「愛」とは「善悪を越えた世界」であり、 「好き・嫌い」と言った単純な感情ではないことを、 ルーミーは後世の私たちに伝えたかったのだろうか。 「愛とは、崇高なものだ」と理解したうえで、 のめり込んでいくもの・・う〜ん、なるほどなぁ。
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