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| 2016年02月24日(水) ■ |
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| 智恵ちゃん、けっこう、あれ、しつこいだろう |
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映画「ゆれる」(西川美和監督)から。 事件の真実は、兄の腕に残る傷跡だけが知っている、 そんな心が揺さぶられた結末であった。 兄が恋心を抱いていた女性は、弟の昔の彼女。(らしい) それを知りつつ、弟に彼女を送らせた兄は、大人なのか。 彼女の部屋で激しいセックスして帰宅後、 後ろめたさを感じながらも、兄に「ただいま」と挨拶。 そんな雰囲気を感じながらも、またまた大人の会話。 「智恵ちゃん、けっこう、あれ、しつこいだろう」・・ ドキリとする弟の動揺を見透かしながら、 しばらく間を置いて「酒飲みだすと・・」と付け加える。 「あっ、そう、意外と飲めるんだよね」と体裁を整えるが、 事件後、彼女は下戸で、ビール一杯でもコトンとなるくらい アルコールに弱いことを知り、兄の質問の意味を知る。 前半部分の仕掛けが、後になって利いてくるから面白い。 舞台となるガソリンスタンド「135円・125円・98円」の 価格表が、妙に気になってしまったが・・(笑) いろいろ考えさせられる映画だった気がする。
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