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2016年02月07日(日) ■ |
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古いが・・ポンコツではない。 |
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映画「ターミネーター:新起動 ジェニシス」 (アラン・テイラー監督)から。 アーノルド・シュワルツェネッガー演じる「ターミネーター」T-800型は、 老いた姿となって登場し、この台詞を何度か繰り返す。 「古いが・・ポンコツではない。」 メモして気がついたのは、いい場面で使われている。 そう考えると、今回、監督が伝えたかったのはこれだ、と思いたくなる。 先進国では、どの国でも高齢化が進み、その対応に追われているが、 高齢になったからといって、使いものにならないわけではない。 今の時代、何でも新しいもの、若いもの、言い換えれば新品が好まれるが、 実は、年季の入ったもの、長い間に渋みが出てきたものだって、 しっかり存在感を示し、輝きを増すものだってある。 もちろん、人間だって同じこと。 大切なことは、まず自分が「高齢」だということを認めるということ、 その上で、だけどまだしっかり動けるよ、と謙虚にメッセージを伝えること。 もうすぐ定年を迎える私にとって、根底におきたい考え方である。 まだまだ若いものには負けない、これからは高齢者の時代だ、と叫ぶよりも、 「古いが・・ポンコツではない。」をキャッチコピーに使ったポスター、 「古いが・・ポンコツではない。」をイメージしたCMなどのほうが、 カッコいい気がする。自分で作っちゃおうかな。(笑)
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