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| 2016年01月15日(金) ■ |
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| ゴシュジンサマ・ゴハンガデキマシタ |
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映画「ロボジー」(矢口史靖監督)から。 久しぶりに声を出して笑ってしまった作品である。 作品冒頭、ロボットの中に入ってもらう人を探すために、 「着ぐるみショー」と偽り、オーディションを開催。 1日3万円の日当目当てなのか、多くの人が集まり、 次々と審査されていくのだが、共通のチェック項目は 「ロボットらしい動きをしてみてください」。 パントマイムよろしく、若い人たちの感性が表現された。 その中で「一人暮らしの頑固老人・鈴木」がみせた演技は ただチョコチョコ歩き「御主人様、ご飯が出来ました」 (ゴシュジンサマ・ゴハンガデキマシタ)と 直角に固まった2本の腕と手のひらに食事を載せて、 ぎこちなく運ぶ動きだった。(笑) そうそう、私がオーディションを受けたら、たぶん、 同じような動きをしたんだろうな、と可笑しくなった。 私たち世代がイメージするロボット(鉄人28号等)と、 若い世代がイメージするロボットとの違いは、 大きな開きがあることを実感した。 誰もが「人間が入っているのでは?」と疑っているのに 「このロボット(ニュー潮風)、俺が入っているんだ」と 素直に告白しても誰も信じてくれない。 社会における高齢者の扱いって、こんなものなのかな、 そんな視点で観たら、ちょっぴり寂しくなった。 他には「勇猛精進」と書かれた掛け軸が気になったり、 お酒の自動販売機「サカリカップ」もメモしたが、 倒れて動かなくなった時「故障ですか?」の問いに 「大丈夫です、腰です、腰」と、ロボットが腰を押さえる場面、 何気ないカットなのだろうが、 私は笑いのツボにハマってしまった。
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