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| 2015年12月26日(土) ■ |
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| 先輩の3年生を下級生が送る「第四部」が一番好き |
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毎年、楽しみにしているクリスマス(今年は26日)のイベント。 地元、沼津商業高校吹奏楽部の定期演奏会(第55回)は、 沼津文化センター大ホールで公演され、今年も超満員だった。 昨年の気になる一言に書いた「最前列がVIP席」を思い出し、 私は、今年もまた当然のように、大ホール最前列に陣取った。 結果は、やっぱり今年も「最前列がVIP席」だった。 17時開演を最前列で今か今かと待っていると、 16時47分、楽屋裏から70人を越す部員の気合いの声が聞こえた。 何度なく大きなステージを経験し、舞台慣れしているとはいえ、 やはり3年生最後の定期演奏会は、特別の様子がよくわかった。 また、沼商吹奏楽部の音楽監督である川口三郎さんの指揮を、 間近で見ることが出来るのも、最前列である。 たぶん、後方の席からでは気付かない、 部員の緊張を和らげる彼の表情まで、見ることができた。 さらに、ラストの合唱曲では、毎回のように泣かされてしまう。 「振り返ればいつも、仲間がいてくれた。 振り返ればいつもそばに、仲間がいてくれた」・・ 舞台のそでから、涙声になりながら、大きな声で歌っている、 川口先生の声を聞いたら、こちらも涙腺が思いっきり緩んだ。 プログラムでは「第一部から第三部」までの構成であるが、 私は、先輩の3年生を下級生が送る「第四部」が一番好き。 毎年、このシーンを目にするたびに、なぜか心が洗われる。 高校生の若さと、ひたむきに努力した3年間を振り返るとき、 彼ら彼女らの目から溢れる涙は美しい、と心から感じる瞬間。 来年もまた「最前列のVIP席」に座りたいなぁ。
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