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しもさんの「気になる一言」
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2015年12月17日(木)
泉頭はこの小湖(清水池)のほとりにあった。

書籍「くノ一忍法帖」
(山田風太郎著・角川文庫刊・313頁)から。
徳川家康が、終の棲家(隠居)を「柿田川」周辺の
泉頭城址に求めていた話を調べていたら、
ある方から、山田風太郎さんの著作の一つに、
泉頭が舞台となっている作品があるよ、と教えていただき、
さっそく読んでみた。
「柿田川」を「清水池」に例えて、こう表現されている。
「清水池は、三島の西南二キロの位置にあり、
南北に千百メートルばかり、
東西にはひろいところで二百メートル、
せまいところで五十メートルほどある小湖である。
泉頭はこの小湖のほとりにあった」
この発想は、私にはなかった視点であり、刺激的だった。
全てが湧水のため「源泉がわかる川」として説明していたが、
「実は、昔は湖だったんですよ」なんて言っても、
誰も驚かないかもしれないな、と可笑しくなった。
柿田川の魅力にハマっている私、楽しくて仕方がない。

PS
本書によると「南竜公道事」という書物に、
家康の隠居の話が記載されているらしい、調べてみようっと。