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2015年11月24日(火)
家康くんの勝因は「行政頼りからの脱却」

「ゆるキャラグランプリ2015」は、
地元浜松の「出世大名・家康くん」が優勝した。
最終決戦の会場では、圧勝と思われた雰囲気も、
愛媛県の「みきゃん」と壮絶な戦いの末、
「辛勝」の言葉が相応しい接戦だったのは、
最終結果の「得票差」(37,689pt)でも滲み出ていた。
では、勝因は?と考えたところ「市民の力」が
「わが街・家康くん」を後押ししたようだ。
「ゆるキャラ投票」と言っても、どの市町村も、
現実は「行政職員」の組織票頼りが本音であるが、
今回の浜松市は、私設応援団が多数結成されたと聞く。
本当の意味の「市民総出」で結果を出したところに、
住んでいる街への愛着心、郷土愛、そして誇りを感じた。
元気な街は、市民団体、コミュニティ団体が活発であり、
行政から補助金などもらうと自由なことができない、と、
自主財源を確保している団体もある、という。
ここで出来上がった、浜松市民の結束力・団結力は、
きっといろいろな分野で活かされていくに違いない。
「ゆるキャラグランプリ」を介して、街が一つになった。
たかが「ゆるキャラグランプリ」だけど、
されど「ゆるキャラグランプリ」だな、私の感想は。