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2015年11月08日(日)
柿田川は私たちにいろいろなことを教えてくれます

第12回柿田川シンポジウム(主催:柿田川生態系研究会)から。
今回のテーマは「柿田川、そのもたらすもの」
(〜実質的な恩恵、やすらぎ、くつろぎ〜)だった。
学術的な観点から、柿田川の生態系を研究している人たちの話は、
私の思いもつかなかった角度からの成果発表で楽しかったし、
柿田川を貴重な自然を、大切に思っている人は、
自然保護をしている人たちだけではなく、いろいろな分野で
研究してる人たちにとっても、魅力的な存在だった。
世界でも少ない、全てが湧水の河川は、一般的な河川と比べて、
「極めて水温と水量が安定している大規模湧水河川」と表現し、
日量100万トンの水量と、1年を通じて「15度」という水温の安定は、
実は、水中生物にとって、いや生態系の研究者にとって、
ものすごい環境だということを、再認識させられた。
「河川生態系の解析に最適な河川」という言葉をメモにした。
また「柿田川は私たちにいろいろなことを教えてくれます」と
大学の名誉教授が成果発表をしたかと思えば、
地元の小学生・中学生が、自分たちがこれからすることとして
「柿田川をもっと知って、もっと体験して、発信していくこと」
「僕たち、一人ひとりの意識を高めること」として、
多くの研究者を前に、堂々と発表したことは、
私にとって、とても嬉しいメッセージ(エール)だったと思う。
そのためにも、基本に戻って「まず多くの人に知ってもらう」、
こんな素晴らしい川のある町に住んでいることを、
より多くの人に伝えたいと感じた、シンポジウムであった。