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| 2015年11月01日(日) ■ |
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| 深川で、この豆腐売るのはホネだね |
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映画「あかね空」(浜本正機監督)から。 京の豆腐を題材に、江戸を舞台として展開される人情もの。 物語の前半、京で豆腐作りの修行を積んだ主人公・永吉が 江戸の深川で店を開いた。 当初は、京からの「下りもん」という物珍しさで賑わうが、 江戸の固い豆腐に慣れている町民は、もとの豆腐に戻る。 それを言い表したのが「深川で、この豆腐売るのはホネだね」 もちろん「骨が折れる」という言葉の略だが、 「苦労する」「面倒である」という意味で「不可能」とは違う。 軌道に乗るまで時間がかかるというだけで、 「味」さえしっかりしていれば、いつか受け入れられる、と プラスの意味で私は解釈している。 誰も歩いたことのない道を、自分を信じて進むことは、 それなりに苦労はつきもの、と割り切っているからこそ、 最後までやり通せるのだと思う。 元大リーグの野茂投手、元Jリーグの三浦カズ選手、 彼らがいたからこそ、若い人たちが安心して旅立てるのだから。
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