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| 2015年10月25日(日) ■ |
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| 「ロミオとジュリエット」と「ジュリエットとロミオ」 |
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映画「もうひとりのシェイクスピア」(ローランド・エメリッヒ監督)から。 「戯曲37曲 ソネット154篇 物語詩 数編 それらは全て人類と英語における究極の表現として、知られる。 それなのに、それなのに、 シャイクスピアの自筆の原稿はいかなるものであれ、見つかっていない。 400年もの間、何ひとつない。我らのシェイクスピアは謎の存在だ。実体がない」 この台詞で始まる物語は、シェイクスビア別人説を私に信じ込ませた。 日本でも「織田信長」や「上杉謙信」の女性説などがあるように、 まったく否定できないところに、この推理の面白さがある。 実は、原題の「Anonymous」は「匿名の」の意。 (書物では)作者不明の、(歌では)読み人知らずの、という使われ方をする。 しかし「作者不明」よりも、仮説を立てて立証していく方が、ワクワクするし、 真実味が増すのは、言うまでもない。 日本的に言えば「影武者」の要素が強いかもしれない。 メモしていて気付いたことだが、1か所だけ首を捻るシーンがあった。 オックスフォード伯は「(ロミオとジュリエット) ロマンス悲劇だ、 『弱強五歩格』で」と作品名を告げたにもかかわらず、 影武者の劇作家は「ジュリエットとロミオ」と作品名を間違える。 単なる和訳の間違いなのか、意識的に間違えたのか、気になっている。 こうなったら、もう一度、原語で確かめるしかないかなぁ。(汗)
P.S.(ラストシーンの台詞を・・) 「奥さま、あなたやご一族や、この私やエリザベス女王でさえ、 ご主人と同じ時代に生きることができて光栄です。 見事な言葉が書かれたその時代に。 石ではなく、詩で形づくられた記念碑は、永遠に人々の記憶に残る。 言葉は息から生まれる、息が命から生まれる限り」
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