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| 2015年09月17日(木) ■ |
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| お通夜は、人生の卒業式 |
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人生の大先輩とも言える方の奥様が亡くなったという訃報に接して、 業務終了後、予定していた会議を(止む無く)キャンセルして、 お通夜に参列した。 「村八分」の残りの「ニ分」は「火事とお葬式」だと知ってからは、 どんなに犬猿の仲になろうが、無視することが出来ない事柄と理解し、 出来る限り顔を出すことにしている。 今回は、故人の人柄をあらわすかのように落ち着いた雰囲気の中、 彼女の人生を振り返る機会があり、田植えが機械化する前の大変さなど、 農家に嫁いできた時の苦労も、しみじみ伝わってきた。 しかし、ナレーションを語る女性から「今日は、人生の卒業式」という フレーズが飛び出し、なるほどなぁ・・と記憶に留めた。 「お通夜」というと、なんとなく「未練」や「湿っぽさ」が残るが、 「人生の卒業式」というと「本当にお疲れ様でした」という言葉が 素直に私の心から発せられた。 そんな中、夫が亡き妻に伝えたかったメッセージが紹介され、 「61年間一緒に生きてきてきてくれて、ありがとう」だった。 61年という、私の年齢よりも長い期間を一緒過ごしたお二人は、 ふたりだけの「夫婦の卒業式」に参列して、お互いを慈しみ、 夫が「蛍の光」を歌い、亡くなった妻が「仰げば尊し」を歌うのだろう。 卒業式の定番ソングは、今まで学校の卒業式しか思い浮かばなかったが、 片方が他界した夫婦でも、別れを惜しむ気持ちが伝わってきた。 「お通夜は、人生の卒業式」ってフレーズ、記録として残しておきたい。 「今こそ、別れめ、いざ、さらば・・」(合掌)
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