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| 2015年08月09日(日) ■ |
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| コロコロ変わる空より、私は土のほうが好きだな |
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映画「ぶどうのなみだ」(三島有紀子監督)から。 作品中、タイトルについてこう説明している。 「葡萄の木は、冬の間は雪の下で、ひっそり眠っているんだ。 でも、春になると雪解け水をいっぱい吸い上げて、 小さな枝からひと雫、水を落とす。 その雫を『ぶどうのなみだ』って呼ぶんだ。その水を見ると、 ああ、葡萄の木が目覚めたんだって思うんだよ」。 映画の予告編でも「よろこんだ涙。すべて味わいになる。 それは、しあわせになるための、ひとしずく」。 なるほど、そういう意味なのか、とメモを眺めた。 そんな作品の中、私が選んだ一言は 「コロコロ変わる空より、私は土のほうが好きだな」。 そのあとに、こんな会話が続く。 「何億年も前は、海で生きていた生き物が、今はここに眠ってる。 土って、いろいろな生き物が、生きて、死んで、生きて、 その積み重ねなんだよ」「当たり前じゃないか」「そう、当たり前」 そして「土って、いろいろな生き物がここに眠っているんだよ」 土から栄養分を吸収して育つ「ぶどう」を始めとした植物は、 多くの生き物の歴史が土に含まれているから美味しいんだ、 そう自分なりに解釈してみたが、いかがだろうか。 食べ物、飲み物を題材にした作品は、どうしても似たような構成、 同じようなまとめ方になってしまう気がする。
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