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| 2015年03月26日(木) ■ |
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| 私は誰だ? ジャン・バルジャンだ |
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映画「レ・ミゼラブル」(トム・フーパー監督)から。 有名作品のミュージカルを、さらに映画化となると、 評価が分かれるのではないだろうか。 戦いで死にそうになっても、リズムある台詞があり、 ラストシーン、死ぬ瞬間まで、メロディで台詞を口にする。 私には、やや違和感を感じてしまったのは残念だ。 しかし、だからこそミュージカルらしいシーンを紹介しておく。 「今、世界の色は、日々塗り替えられている」と呟き、 リズムに合わせて、革命に燃える若者が歌うシーン。 「レッド、怒れる民衆の血。ブラック、弾圧の過去。 レッド、新世界の夜明け。ブラック、長かった夜の終わり」 それに比べ「恋の虜に」なってしまった若者は、こう歌う。 「一瞬の光で、世界は変わると、 正しさが悪にみえて、悪が正しくみえるだろう」 「レッド、僕の燃える魂。ブラック、彼女のいないむなしさ。 レッド、希望の色。ブラック、絶望の色」 同じ色なのに、こんなにもイメージが違うのか、と 鑑賞後、メモを振り返り、思わず苦笑いした。 「私は誰だ? ジャン・バルジャンだ」 「私は誰だ? あなたはジャン・バルジャン」 常に、自問自答している主人公のジャン・バルジャンが、 強く印象に残った作品であった。
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