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| 2014年10月27日(月) ■ |
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| 「ジャズってなに?」「生き続けること」 |
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映画「ふたたび swing me again」(塩屋俊監督)から。 「ハンセン病」について理解を深めるには最適の映画、 そんな気もするが、それはスナックでの一場面、 「いいなぁ、俺もハンセン病になりてぇよ」と 飲みながら絡む酔っ払いに向けた一言だけで充分だった。 「自分の名前も奪われ、人間の尊厳も奪われ、 産んだ子どもを目の前で殺された女性だっているんです。 お金なんかで解決できることじゃないんです」 それよりも、66年も離れていた時間が、ジャズを通して 埋まっていく、そんな場面設定になぜか涙腺が緩み、 その答えが、孫と祖父の会話だった。 「ジャズってなに?」「生き続けること」 何気ない、それもとても短い会話だったけれど、 重い会話だった気がする。 「貴島さんにとって、時間をとり戻すことは 『絆』をとり戻すことなんじゃないかな。 ずっと孤独だったからその大切さを知っていたんだと思う」 しかし、急いでとり戻すことはしない、 「会えん時には想えばいいんだ」という言葉が響いた。 同じ映画をどう観るかで、感想が違ってくる作品であった。
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