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| 2014年09月24日(水) ■ |
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| 奴は犬だ。 |
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映画「道(1954)」(フェデリコ・フェリーニ監督)から。 名作と言われながらも、まだ観ていなかった「道」。 多くの映画ファン・関係者が綴る作品解説を読みすぎて、 やや頭でっかちになっていたかもしれないなと感じ、 私なりの感覚でメモを取り、どの台詞に引っ掛かるのか、試したくなった。 綱渡り芸人「イルマット」が、主人公の娘「ジェルソミーナ」に語る 「この世の中にあるものは、何かの役に立つんだ。 例えば、この石だ。こんな石でも何か役に立ってる」のフレーズは、 この作品の根底に流れている考え方かもしれないが、 それ以上に、インパクトがあった台詞は、同じ2人の会話でも、 主人公のひとり「ザンパノ」に対する例えだった。 「奴は犬だ。お前に話しかけたいのに、吠えることしか知らん」 会話をメモしていても、言葉が単語だけであったり、長い台詞はない。 だから、彼女に対してどうしても命令調の口調になってしまっている。 他人とのコミュニケーションが上手に出来ないがために、 彼女への想いもうまく表現出来ない、そんな彼の性格を言い当てていた。 そんな彼の不器用さ、寂しがり屋な面が、浮き彫りにされた気がする。 そして有名なラストシーン、海に佇み、天を仰ぎ、声を上げ号泣する場面、 何を感じ、何に対して嗚咽したのか、その解釈はいろいろでいいと思う。 また数年後、この作品を観た時、違った感想を持つんだろうな、きっと。
P.S. 妻は「小学生の頃、映画鑑賞会の授業で観たよ」と言ったが、 こんな悲しい話、何を学んで欲しかったのかなぁ。
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