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2014年08月13日(水)
不仲くらいの理由で謀反を決断するはずがない

書籍「本能寺の変 431年目の真実」
(明智憲三郎著・文芸社文庫刊・・345頁)から。
光秀の子孫、明智氏が書いた真実だから、
やや偏った見方かもしれないけれど、実に面白かった。
私たちが教科書、大河ドラマ等で知る「本能寺の変」とは
だいぶ違った角度から考察した内容は、妙に説得力がある。
特に「一族の生存と繁栄に、責任を負った武将・光秀が
信長との不仲くらいの理由で謀反を決断するはずがない」、
また「愛する家族や一族郎党を犠牲にして、自分のロマンに
衝動的に賭けるような行動をとるとは、とても考えられない」
という考え方は、私も以前から感じていたし、
光秀には、天下を取ったら何をしたいという野望も見えない。
家康を討て、と命じられた光秀が、逆に家康と組んで信長を討った。
その謀反を知っていて、秀吉と組んだ光秀の盟友・細川藤孝、
この時代、誰が味方で誰が敵か、まったくわからない。
でも、支配者がいくらでも歴史は塗り替えられる、と知って、
私たちが教わってきた「歴史」の面白さが余計に広がった。

P.S.
本能寺の変によって空白地帯となった旧武田領を巡って、
周辺の大大名である徳川家康・北条氏直・上杉景勝が争った
出来事を「天正壬午の乱」(てんしょうじんご)というらしい。
私は「天声人語」との関係が気になる。(笑) 考えすぎかな。