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| 2014年08月02日(土) ■ |
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| 何を我慢しとるか、はっきりしとったら我慢できる |
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映画「少年H」(降旗康男監督)から。 主人公の名は「肇」(はじめ)、 だから手編みのセーターには「H」の一文字。 サザエさんの弟、カツオの「K」と同じ感覚だった。(笑) 「たぶん、明日から『H』って呼ばれるわぁ」と 嘆いたシーンが妙に可笑しかった。 「H」を「エッチ」と読むか「エイチ」と読むか、 それは大きな違いのようにも感じたアルファベットである。 さて、気になる一言は、戦時中に父親が息子に語る台詞。 「自分がしっかりしてないと潰されてしまうで。 今、何が起きているのか、自分の目でよう見とくんや。 いろいろ我慢せなことがあるやろうけど、 何を我慢しとるか、はっきりしとったら我慢できる」 「戦争はいつか終わる。 その時に恥ずかしい人間になっとったらあかんよ」 何でもかんでも戦時中だから「我慢しろ」ではなく、 こんな時でも、息子に助言できる父親の静かな強さを見た。 また、戦時中ならではの台詞ではなく、 今の世の中でも立派に通用するアドバイスでもある。 何も説明なしに「我慢しろ」と言われるよりも、 何に対して我慢しているのか、説明することの大切さ、 意外と大事なことなのかもしれないな。
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