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しもさんの「気になる一言」
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2014年06月22日(日)
新しい世を作るのに、村重の力は欠かせん

NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」から。
荒木村重が、織田信長を裏切り謀反を起こす頃のメモ、
(第18話(裏切る理由)だったと思うが・・・)
メモを整理していて、面白いことに気が付いた。
なんと信長が、同じような台詞を3回も使っている。
「新しい世を作るのに、村重の力は欠かせん」
「村重は、謀反を起こすような愚かな男ではない」
「わしの新しい世に、村重は欠かせん」
信長が、荒木村重に絶大な信用していたことがわかる。
その相手に、土壇場で裏切られたのだから、
信長の気持ちは、怒りを通り越して失望だったと思う。
他の誰かが裏切っても、こいつだけは俺を裏切らない、
そんな思いが、3回の台詞に繋がっている気がした。
こんなシーンをみると、本能寺の変で亡くなった彼が、
もし生きていて、悲願の天下統一を果たしたとしても、
本当に、その後、全国の大名たちの心を掌握できたのかな、
という疑問が、へそ曲がりの私には残る。
なんでも力で抑えつけようとした、信長の力は、
戦国の世には輝くけれど、泰平の世では無に等しい。
歴史に「たられば」は、御法度だろうけれど、
家臣に裏切らることがわからなかった、信長の洞察力、
どう評価すればいいのか、私にはわからなくなってきた。

P.S.
意外と「大河ドラマ」ネタの反応がいいので、もう少し続けます。
観ている人、多いんだなぁ。