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2014年02月22日(土)
悲観的に準備して、楽観的に行動する

書籍「孫子の兵法」(「最後に勝つ人」の絶対ルール)
(田口佳史著・知的生きかた文庫刊・269頁)から。
書店で「黒田官兵衛」関連の本を立ち読みしていたら、
文庫サイズのこの本が眼にとまり、即購入、一気に読み終えた。
孫子らしい「きれいごとではない、実践的なテクニック」とはいえ、
仕事以外にも、役に立ちそうな考え方が満載であった。
その中で私が選んだのは「悲観的に準備して、楽観的に行動する」
「いつでも来い。そんなものに負ける自分ではない」と、
言える自分を作ることが、最終的な目的であろうが、
そのためには「どこまでも『悲観的に』準備すること」
ようするに、最悪の場合にどうするかを決めておく、ことだと言う。
「これさえやっておけば、何が起ころうとも、大丈夫」というくらい
悲観的な状況対策を考えていれば、怖いものなし。
「『それもこれも想定内だよ』とばかりに落ちついて対応することが
可能となる」と、筆者は「孫子の兵法」を訳している。
以前、宇宙飛行士が地上の訓練のほうが大変、というコメントを残した。
宇宙で想定できる、アクシデント・トラブルだけでなく、
誰もが想定できないような事故にも対応することで自信がつく、と。
そう考えれば、悲観的に最悪の状況を想定することは、悪いことではない。
あとは、どうにでもなるさ、と楽観的に行動すれはいい。
(ポイントは、いつまでも悲観的になって行動しない、ということ)
「孫子の兵法」の用途は、ビジネスなどの戦いばかりではない、
異性をゲットする時にも、この「孫子の兵法」は役に立つだろう。(笑)

P.S. (読者へのお便りではありませんが・・)
ソチ・オリンピックの期間中も、マイペースで
映画鑑賞・読書・講演会・コンサート・美術館巡り、しています。