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| 2014年02月03日(月) ■ |
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| 不幸せになった時「幸せだった」とわかるもんなんです。 |
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書籍「希望のありか・何のために生まれてきたの?」 (やなせたかし著・PHP研究所刊・118頁)から。 昨年94歳で他界した、やなせたかしさんの考え方。 もちろん、アンパンマンの作者として有名だけど、 私としては「詩とメルヘン」の発行者というイメージがある。 35年以上前、妻と付き合い始めた頃から読んでいた。 実は、最後のページに「メッセージ」を書く欄があって、 毎月1冊、何か一言を書いて渡していた思い出が蘇った。 娘が生まれてから、そのプレゼント相手は娘に代わった。(笑) けっこう長く続けていたが、突然、廃刊になり 寂しい想いをしたことは、今でも覚えている。 「詩は、読んでわからなくちゃいけないと思うんです。 詩は、教養で読むもんじゃないって思うんですよね」 そうか、そんな考え方であの本を発行していたのか、と 嬉しくなった。 そのやなせさんが、幸せについて語った箇所を見つけた。 「幸せの中にいる時は『幸せ』はわかりません」と前置きをして 「不幸せになった時『幸せだった』とわかるもんなんです」。 そうなんだよな、どうして人間って、こんな大切なことに 気付かないんだろうって思ってしまうな。
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