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| 2014年01月31日(金) ■ |
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| 風吹不動天辺月 |
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映画「清須会議」(三谷幸喜監督)から。 三谷幸喜作品に限らず、掛軸などに書かれている言葉が作品のキーワード、 そんな視点で、多くの作品に使われている文字を暗闇でメモしてきた。 ほとんど「禅語」関連が多いけれど、今回もみつけて嬉しくなった。 今回は「風吹不動天辺月」 やや崩れた書体だったけれど、何度か登場したのでなんとか読めた。(笑) 読みは「かぜふけども どうぜず てんぺんの つき」 禅語なので解釈はいろいろあるだろうけれど、 雲は風によって流されるが、天上の月は流されることなく堂々と輝いている。 微動だにしない心を持つことの大切さを、監督は「清須会議」を通して 伝えたかったのか・・と自分なりに解釈した。 どんな誘惑にも惑わされない、強い信念や意思こそが、 世の中を引っぱっていく気がしてならない。 この禅語、ネットで調べたら実は、対になっている。 「雪圧難摧澗底松」(ゆきおせども くだけがたし かんていのまつ) 谷あいの厳しい環境の中で生え育った松は大雪でもびくともせず、 堂々としている、転じて前述のように、強い心の大切さを表現している。 三谷作品なら、きっとどこかにセットされていてもいいんだけどなぁ、 私の見落としか・・DVDになったら、また観直してみたい。 「会議も戦」と考えて臨んでいた秀吉、本当に動じなかったなぁ。天晴れ。
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