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| 2014年01月28日(火) ■ |
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| キャラクターは、基本的に、コンパスで描ける円 |
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書籍「わたしが正義について語るなら」 (やなせたかし著・ポプラ出版刊・158頁)から。 キャラクターの作り方・考え方は、とても参考になった。 これって、企業秘密じゃないの?と思うのだが・・(笑) 「アンパンマンシリーズに出てくるキャラクターは、 基本的に、コンパスで描ける円にしています。 作りやすい、描きやすい、間違いがない。 こけしは、同じ基本形の上に描いていきますが、それと同じ。 基本形は同じだけれど、それに違う個性を持たせていくというやり方です」 そう言われて、アンパンマンシリーズに出てくるキャラクターを観察すると、 たしかに、基本形は同じなのかもしれない。 目の形や顔の色、服装などを少し変えるだけで、違ったキャラクターになる。 巷では「ゆるキャラ」と称して、多くのご当地キャラクターが生まれたが、 絵と立体の違いはあるにしても、この基本は変わらない気がしてきた。 逆に考えると、誰が描いても「作りやすい、描きやすい、間違いがない」、 そんなキャラクターが、これからの時代、生き残っていくのかもしれないな。 「キャラクターが良ければ、物語は面白くなる」 こう言い切った「やなせたかしさん」も94歳で他界した。 彼の言葉を信じて、素敵なキャラクターを育てていこうっと。
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