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| 2014年01月06日(月) ■ |
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| 公理1 同じものと等しいものは互いに等しい。 |
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映画「リンカーン」(スティーブン・スピルバーグ監督)から。 アメリカ合衆国大統領・リンカーンが、若い機械技師に 「ユークリッドの公理を知ってるかね」訊ねるシーンがある。 そして、おもむろに説明し始めた。 「公理1 同じものと等しいものは互いに等しい。 数学的推論の規則の1つで、すべてに当てはまる。 今までも、これからもだ」と。 「奴隷制廃止」を訴え続けたリンカーンらしい例えである。 この考え方は「自明の理」だとも言い切った。 「自明の理」とは「あれこれ説明する必要のない明白な道理。 それ自身で明らかな論理」のことだから、発言は重い。 彼が訴える、人種差別反対(奴隷制度廃止)の根底には、 「我々の始まりは等しい。それが原点だろ? それが調和であり、公平さだよ。それが正義だ」という考えが流れ、 それは、説明するまでもない、とした。 軸がぶれない信念は、こうして生まれたのか、とメモをした。 そういえば、ラストにこんなフレーズがある。 「19世紀最大の法案が、アメリカで最も純粋な男が 仕掛けた『工作』で可決された」・・なるほどなぁ。
P.S. 参考に「ユークリッドの公理」を記録しておく。 1.同じものと等しいものは互いに等しい 2.同じものに同じものを加えた場合、その合計は等しい 3.同じものから同じものを引いた場合、残りは等しい 4.互いに重なり合うものは、互いに等しい 5.全体は、部分より大きい
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