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しもさんの「気になる一言」
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2013年11月03日(日)
字面(じづら)では見えてなかったものが見えてきた

大岡信ことば館の企画展「聞くことはさわること?展」
オープニングセレモニーに、わが課のスタッフと足を運んだ。
館長が「詩の朗読現場に立ち会って感動した」と口を開き、
「記憶と現在〜展」を同時開催している、大築勇吏仁氏、
また先月、なんでも鑑定団の鑑定士としてお世話になった、
永井龍之介氏の挨拶が続いた。
特に「絵画が観るものになったのは印象派以降で、それまでは
絵画は読むものだった」という視点に興味を持った。
しかしそれ以上に強烈だったのは、地元の高校生の朗読の後、
詩人・大岡信氏の作品を、独特のトーンで朗読してくれた、
声優・斎賀みつきさんのコメントであった。
朗読後「声優でも、詩の朗読という仕事はあまりないんですよ」と
照れながらも、文字を音にする楽しさを味わっていたようだ。
「字面(じづら)では見えてなかったものが見えてきた」と感想を語り、
「詩って、意外となぞ解きかな?」と、詩全体を紐解いていく様子を
彼女なりの表現でまとめてくれた。
静まり返った会場で、彼女の朗読に引き込まれていく感覚は、
味わったことにないものである。
声優の朗読って、こんなにも心が震えるんだ、と知った体験。
「耳で楽しむ展覧会」・・その意味がわかった気がした。