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| 2013年09月07日(土) ■ |
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| 彼らから叱られることさえ望みながら、日々を続ける。 |
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映画「ツナグ」(平川雄一朗監督)から。 「死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口、それがツナグです」 このワンフレーズで、物語は思い出せるから、これ以上は書かない。 ただ、生きている(生かされている)私たちにとって、 身近な存在であった死者とは、死後、どういう存在に変わるのか、 高校3年の時に父親が他界してから、ずっと考えてきたことだ。 その後も、大切な人の死を何度も経験し、その度に号泣した。 その答えが、ちょっとみつかった気がする。 「僕たちの世界では、何かをする時、 目にはみえない誰かにみられていると感じて、行動を決めることがある。 時には、あの人ならどうしただろうと。 彼らから叱られることさえ望みながら、日々を続ける。 きっと僕たちは、その人たちに支えられて、 生かされているんじゃないだろうか」 「神様がみている、お天道様がみている」よりも、より現実的であり、 それは、人間だけでなく、可愛がっていた動物でも同じ気がする。 人間、歳を重ねてくると、叱ってくれる人はいなくなるが、 死んだ人なら、いくつになっても叱ってくれるし励ましてくれる。 久しぶりに「死」を前向きに考えることが出来た作品である。 「こうやって、死んでからも会いたいと思ってくれる人がいるなんて、 私の人生、捨てたもんじゃなかったかもしれないわね」 「あの、会いたい、と思ってもらうと嬉しいものですか?」 「えぇ、とっても嬉しいわ」この会話が、一番心に残っている。
P.S. 作品の中で紹介されていた、ヘルマン・ホイヴェルス著 『人生の秋に』に掲載されている「最上のわざ」の一部。 もう「人生の秋」を過ごしている私、参考になりました。
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