
|
 |
| 2013年08月18日(日) ■ |
 |
| アンコール曲が一番良かったって言わないでください |
 |
第288回泉のまち音楽会、 今回は「梅原圭ピアノ・コンサート」(伊東市出身) 自他ともに認める、おしゃべりが大好きなピアニスト、 東京のコンサートでは、ほとんど話さないらしい。 今回も「しゃべりすぎないように・・」と言われたようだ。 でも私は、彼のトーク好きだなぁ。 東京藝術大学大学院修士課程ピアノ専攻科、首席で修了し、 イタリア国立トリノ音楽院も首席で修了。 そんな天才肌のおしゃべりは、なにも苦にならないし、 普段、生声を聴くことが少ないピアニストらしい、 ユーモアたっぷりの話題は、観客を喜ばした。 最初に演奏した、ベートーヴェン作曲のエリーゼのために」 声楽の先生から「普通に弾いてもダメ。観客は喜ばないわよ。 この曲は、しっとり・ねちっこく」とアドバイスされた話は、 しばらく忘れることがないだろう。(笑) 「派手じゃなく、地味な曲こそ難しい」と汗を拭きながら演奏、 かと思えば「いつまでも、チャレンジ精神をもって」と、 7曲とか5曲連続で弾いてみたり・・。 そんな彼が、最後にアンコールでおなじみの曲を弾いた後、 私たちに向けて、こう頭を下げた。 「アンコール曲が一番良かったって言わないでください。 思ってても、私に言わないでください。 今までの努力が・・」と笑いを誘ったが、演奏者の本音だろう。 この日のために、何か月もかけて、選曲からプログラム構成まで、 じっくり考えてくれたのだから。 でも、うっかりすると、ついアンコールでサラッと弾いた 「よく耳にする有名な曲」を褒めてしまう人が多いのも事実。 こういうことは、みんなに伝えなくちゃなぁ。
|
|