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| 2013年03月29日(金) ■ |
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| ガキのうちは、どんなに恨まれてもかまわない。 |
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映画「あおげば尊し」(市川準監督)から。 「なぜ、死体を見ちゃいけないんですか?」と訊かれ、 「とにかくやめろ」としか言えなかった、テリー伊藤さん扮する教師は、 「死」というものに興味をもつ年代の子どもたちに、 余命僅かな自分の父親の闘病生活に関わらせることで、 命の重さや大切さ、一所懸命生きることの素晴らしさを伝えようとする。 しかし、そんな取組みを批判する人たちが必ず登場し、こう言い放つ。 「人の生き死には、教材じゃないですよ。命の重さをわかってないのは、 子どもじゃなくて先生の方じゃないんですか?」・・ 自分たちは、何も行動しようとしないくせに・・と思ってしまう。 勿論、判断は十人十色だし、その効果なんて何十年先かもしれない。 それでも、愛情と自信を持って行なう教育こそ、価値があるのではないか。 主人公の父親も先生だが、彼の教育に対する考え方は 「ガキのうちは、どんなに恨まれてもかまわない。 彼らが大人になった時に、俺の教えがわかってくれればいい」だった。 たぶん、息子も同じ考えで、子どもたちに真っ正面から向かっている。 父親が亡くなった時に、葬儀に駆けつけてくれた教え子たちが、 「あおげば尊し」を精一杯の声で歌ってくれたシーンは、涙腺が緩んだ。 やはりこの歌は、先生と生徒を繋げる素敵な歌であると思う。 是非、これからも、卒業式には歌い続けて欲しいな。
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