
|
 |
| 2013年03月28日(木) ■ |
 |
| 人間の心は、石で出来てるわけじゃない。 |
 |
映画「ショーシャンクの空に」(フランク・ダラボン監督)から。 ショーシャンク刑務所での受刑者たちの行動、会話がメモの対象。 「最初の夜が一番辛い。素っ裸で歩かされる。 独房に入り、鉄格子が閉められた時、現実だと気付く。 今までの人生を失い、際限のない時と葛藤が始まる」・・ そして先輩たちは、新人で誰が一番最初に泣き出すか掛けをする。 それくらい辛い生活の中で、彼らは心を閉ざしていくが、 主人公は、彼独自の魅力で、まわりの受刑者たちを明るくしていく。 「心の豊かを失っちゃダメだ」「どうして?」 「人間の心は、石で出来てるわけじゃない。心の中には何かある。 誰も奪えない、あるものが・・。君の心にも」 「一体なんだ?」「希望だよ」そんな会話が印象に残った。 刑務所に暮らす犯罪者に限らず、引きこもりの人たちにも通ずる会話。 しかし、長年の経験から、先輩の受刑者はこう言い返す。 「お前に言っておくが、希望は危険だぞ。正気を失わせる塀の中では、 禁物だ。よく覚えておけ」・・それは「自殺」を意味するからだろう。 何度も何度も辛い目に遭いながら、それでも「希望」を持ち続け、 最後は目的を達成した主人公。 「心の豊かさ」「心の弾力性」を持ち続けた結果だったと拍手を送りたい。 このフレーズ、私たちの生活の場でもきっと役に立つに違いない。 つい、心を閉ざしがちになる時、思いだそうっと。
|
|