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| 2013年03月26日(火) ■ |
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| 小学校で、習いました。 |
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書籍「生存者ゼロ」(安生正著・宝島社刊・409頁)から。 今までも「ジェノサイド」「64(ロクヨン)」など、 読み応えのある書籍に出会えると、時間が惜しく、 暇さえあればページをめくることとなる。 今回も、寝る暇を惜しんで、読み終えた。 ストーリーを書くだけで、字数・行数を必要とするので、 いつものように、内容にはあまり触れない。 フレーズとして、妙にインパクトがあったり、 この台詞、どこかで使えるな、と思ったものをメモしている。 今回は「小学校で、習いました。」 短く、ありきたりのフレーズのようだが、 使い方によっては、とても、パンチの効いた言葉となる。 本文では、こう使われていた。 「それまで堅物だった人間が、急に物分かりが良くなった時は、 必ず裏がある。小学校で、習いました。」 ちょっぴり皮肉っぽいが、私のアンテナには引っかかった。 そんな例えを聴いた女性が、ここぞとばかり突っ込む。 「裏がない分、相変わらず、嘘は下手ね。」 非常に緊張感した場面での会話だからこそ、良かった。 今度「ルール無視」とか「マナー違反」などの行為をみたら、 「小学校で、習いました。」を使ってみたいな。
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