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しもさんの「気になる一言」
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2013年03月16日(土)
人生の一大事は「邂逅」(かいこう)

講師「地元中学校の山中敏弘校長」演題「学校の夢」から。
生徒・保護者は、校長先生の話を聴く機会が何度かあるが、
地域の人々は、子どもや孫が学校に通っていない限り、
ほとんど、先生の話を聴くことなんてない。
世の中は「学社連携・学社融合」から「学校支援」へと移り、
地域の人たちが、地域の子どもたちを、見守り育てるといった
「地域の子育て力」が必要となっているというのに、
その学校の校長が何を考えているのかも知らずに、
ただ闇雲に「子どものため」を理由に、
学校へ入り込むのはいかがなものだろうか?、そんな疑問を胸に、
「生涯学習講座」としてお願いしたら、快く引き受けてくれた。
「久しぶりに、授業ができるって感じ」と前置きしながら、
社会科の先生らしく「意外な暗記が身につく」と言い切る。
「本能寺の変はイチゴパンツ」(1582)と覚えさせた」なんて、
サラッと笑わせてくれたセンスが光っていた。
その中で、私が気に入ったメモは
「人生の一大事は「邂逅」(かいこう)」というフレーズ。
「邂逅」とは、人生の大事な出会い・偶然の思いがけないめぐり逢い。
「ヘレンケラー・サリバン先生」「坂本龍馬・勝海舟・西郷隆盛」
「ゴッホ・ベートヴェン・ロッシーニ」など、多くの例に納得した。
聴講者が少なく、企画側としては申し訳なかったけれど、
少なくとも私たちが、現役校長先生の授業を受けたという事実、
そして、さらにこうして出会ったことを「邂逅」と位置づけたい。
「割り箸で、風呂桶の水、かき混ぜませんか?」との投げかけ、
よ〜し、一緒にかき混ぜてみるか、そんな気になった話であった。