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| 2013年03月02日(土) ■ |
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| 友だちは選ばなあかんて、言うてきたやろ |
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映画「女の子ものがたり」(森岡利行監督)から。 人気漫画家・西原理恵子さんの人生って、 映画になりやすいのだろうか、もう何本も観た気がする。 主人公が作家(本作は漫画作家)であるということ、 さらに主人公が大人になり、書く(描く)という職業に就いた時、 ふと思い出すのは、幼い頃、友達と過ごした懐かしい思い出、 「なっちゃん 上手やなぁ」と誉めてくれた会話だったりする。 こんな設定に、名作「スタンド・バイ・ミー」とダブってしまった。 「日本版」というべきなのか、「少女版」というべきなのか、 評価の分かれるところであるが、男の子のように、 ちょっとした冒険ではないけれど、女の子らしい思い出とも言える。 さて、気になる一言は、主人公・なつみに言い聞かせる母親の台詞。 「友だちは選ばなあかんて、言うてきたやろ」 親があの子たちと仲良くしてはいけない、という友達こそ、 意外と本来の自分を理解してくれる相手だったりするから、 親の押し付けがましい「友達選び」に抵抗する子どもらしさが このフレーズには含まれているが、大人になって振り返ると、 自分の友達選びは間違いなかった、と再認識できる台詞とも言える。 現在の自分があるのは、あの頃の友達のお陰、 そんな主人公の隠れたメッセージまで「スタンド・バイ・ミー」同様。 今一度、2つの作品を比べてみると面白い。
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