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しもさんの「気になる一言」
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2013年02月17日(日)
幸せの「は・ひ・ふ・へ・ほ」

小学校時代の恩師が80歳になったというので、
傘寿のお祝いをしよう、と声を掛けたら、
県内をはじめ、横浜・東京・埼玉からも同級生が集った。
先生の話によれば、数年前に旦那さんが他界したこともあり、
「広い家にひとりで暮らすのは寂しいよ」と本音を語った後、
それでも、こうして教え子に80歳のお祝いをしてもらえるなんて、
私は幸せ者だよね、と感無量の様子。
そして挨拶の最後に、誰かに教えてもらったという、
「幸せの『は・ひ・ふ・へ・ほ』」を私たちに披露してくれた。
これを口にすると、周りに対する不平不満もなくなるようだ。
(は)・・半分でいい
(ひ)・・人並みでいい
(ふ)・・普通でいい
(へ)・・平凡でいい
(ほ)・・程々でいい
こう考えて生きると、幸せになるのよ、と弱気で涙ぐんだ声が、
いつもの明るい先生の声に戻った。
この「はひふへほ」、若い頃ならメモもしなかっただろうが、
年を重ねた今では、妙に納得できるし、心にストンと落ちた。
仕事は、まだまだ力を注ぎたいが、私生活はこの謙虚さを取り入れて、
何事にも欲張らず、ゆったりと過ごしたいと思う。
いくつになっても、親は親、先生は先生。
自分たちの「生きる力」を育んでもらったことは間違いない。
54歳で教わった、先生からのプレゼント、大切にしたいな。