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| 2012年12月15日(土) ■ |
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| 僕らは波じゃない、海の一部だ |
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映画「モリー先生との火曜日」(ミック・ジャクソン監督)から。 作品の中で紹介している「海と波の話」、メモ取りましたか? そんなメールをいただいたので、皆さんにご紹介。 ある波は、陽光と風に戯れながら、 上へ下へと波打ち、幸せな時を送っていた。 でも、ある波が岸にぶつかるのをみて怖くなった。 そんな波をみて、別の波が聞くんだ。「何が悲しいの?」 小波は答えた。「僕らは岸にぶつかり消えてしまうんだ」 別の波は「バカだな」と呟いたあと、こう言った。 「僕らは波じゃない、海の一部だ」 ただ、これだけの話だけれど、私も胸が熱くなった。 ついつい、自分が犠牲になることばかり考えがちだが、 自分が波だと思うからそんな取るに足らない悩みを抱える。 最初から、自分は海の一部だと考えられれば、 砕け散ってもまた活躍の場が用意されている。 いや、砕け散る、という発想さえない。 単に海としての動きであり、砕け散ったわけではない。 砕け散ったように見えるだけではないか、と。 素敵な話が詰まってます、是非、ご鑑賞を。
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