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| 2012年12月03日(月) ■ |
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| ある日パパとふたりで語り合ったさ |
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映画「哀しい気分でジョーク」(瀬川昌治監督)から。 現在は、映画監督として活躍している北野武さんが、 「ビートたけし」の名で出演している映画を観たくなった。 役柄は人気コメディアンの父親、脳の病に侵された息子との 愛情を描く物語。 鑑賞後、ストーリーに合わせて音楽が選ばれたのか、 音楽に合わせてストーリーが作られたのか、気になった。 テーマ曲となっている『グリーン・グリーン』は、 児童合唱団のさわやかな歌声は、清々しく健全なイメージとともに 国民の愛される歌となっているが、原曲はアメリカのフォークソング。 日本語訳の詩は、辛いものがあり、この映画に結びついている。 (亡くなるのは父親でなく、息子であるが・・・) 7番まである長い歌であるが、1〜3番までの歌い始めを抜粋。 「ある日パパとふたりで語り合ったさ この世に生きる喜び、そして悲しみのことを・・」 「その時パパが言ったさ ぼくを胸に抱き つらく悲しい時にも ラララ 泣くんじゃないと・・」 「ある朝ぼくは目覚めて そして 知ったさ この世につらい悲しいことがあるってことを・・」 息子の病を知った父親が、今までの懺悔も含めて、精一杯尽くす。 子どもには、なにを今更・・という想いはあるだろうが、 父親の心からの愛情を受けて、嬉しくない子どもはいない。 父親に抱きしめられた記憶がない私は、 「これからは抱きつけ、俺にな」という台詞も、 「こわいよ、パパ」「パパにしっかり抱きつけ」の会話も、 羨ましくもあり、そして眩しかった。 「父と息子」の関係も、「父と娘」の関係と同じく、 照れくさいけれど大切にしなければならない関係だよなぁ。
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