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| 2012年08月07日(火) ■ |
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| 「だが『W』でつっかえたな」「わざとさ、私だとわかるように」 |
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映画「英国王のスピーチ」(トム・フーパー監督)から。 現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記という。 吃音障害を克服して、最後は見事なスピーチを披露するのだが、 その努力にスポットをあてた台詞ではなく、 克服後に、言語療法士と交わした自信に満ちた台詞を選んでみた。 以前の彼の経験から、英国民は息を殺して耳を傾けていたが、 予想に反して、彼から勇気づけられ、拍手喝采の渦。 そんな中、障害克服に共に歩んできた言語療法士が、賛辞とともに 「だが『W』でつっかえたな」と皮肉を言ってみせる。 それに答えて「わざとさ、私だとわかるように」と返すシーン。 私は、2人にだけしかわからない、素敵な会話だと思った。 英国王(ジョージ6世)を演じた、主役のコリン・ファースの顔つきが、 不安に満ちた覇気のないものから、自身に満ちあふれたものへと 変わる瞬間がわかるほど、声にも張りがあった。 「彼は怯えてるんだ、自分自身の『影』に・・」と原因を突きとめ、 「運動や療法も必要だが、心の治療こそ、大切だ」と主張する療法士、 こんなプレーンが傍にいて、英国王は心強かったに違いない。 スピーチ・挨拶が仕事の一部である私も、実はあまり得意ではない。 しかし、彼が演説前に呪文のように唱えた「聞いてもらう権利がある」を 参考にして、私ももう少し自信がつくまで、努力してみようと思う。 今更であるが、さすがに、第83回米アカデミー賞で作品、監督、 主演男優、脚本賞を受賞した作品である。
P.S. ロンドン五輪に関連して、英国に関する映画を採り上げてみました。
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