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| 2012年04月13日(金) ■ |
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| 「お前、変わったな」「そうか? だとしたら・・嬉しいよ」 |
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書籍「県庁の星」(桂望実著・小学館刊・255頁)から。 先に映画を観てしまったから、ちょっと物足りなさは感じたけれど、 じっくり読み直す時間がある分、メモは多かった。 というより、地方公務員の私には耳が痛い台詞がぶつかり合い、 どのフレーズでも、この「気になる一言」が書けるほど、 インパクトのある言葉、なるほどと思える発想・視点が溢れていた。 そんな中、1年間の民間研修を終えた主人公に、同僚の県庁職員が 「1年間、民間研修で魂をすり減らしただろ。 退院したばかりの病人みたいなもんだ。県庁に戻って・・1週間だろ。 社会復帰できたか?」と声を掛けるラストシーンがある。 「魂をすり減らしてなんかいないよ。 誘われて、新鮮な空気を入れてもらったようなもんだ」と答える。 民間研修で掴んだ感覚が「民間」を上から目線でみることがなくなった。 さらに「民間」のやる気を、自分なりに評価しようとしている姿を見て 同僚が呟く。「お前、変わったな」 それを受けて主人公の口から出た、素直な気持ちが 「そうか? だとしたら・・嬉しいよ」である。 1年が経ち、誰もが失敗企画だったと感じた「民間研修」は、 実は一番大きな実を付けたことを、この台詞は物語っている。 民間研修は「民間の仕事の仕方(費用対効果)を学ぶのではなく、 民間で働く人の意識・考え方を学ぶこと」 そんなメモをして、本を閉じた。
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